MacOSXでPHPの開発環境を構築する

MacOSX、SnowLeopardでのお話です。

WindowsでPHP使って開発してたときはApacheのインストールからやってましたが、MacOSXの場合はApacheはインストール済み、PHPもインストール済みでして、それらを「有効」にしてあげるだけですぐに使えます。

まぁ、そこをあえてソースからコンパイルしたい人とかもいるかもしれませんが、今回はそういうケースではなく、バンドルされているものをそのまま使う方法です。

まず、Apacheを使えるようにする

「システム環境設定」→「共有」→「Web共有」にチェックを入れるだけです。いれたあと、ブラウザを開いて「http://localhost/」を開いてみると、「It works.」と表示されていると思います。これでApacheは起動しました。

Apacheの再起動は

sudo apachectl restart

でOK。設定ファイルは「/etc/apache2/httpd.conf」にあります。編集するときは

sudo vi /etc/apache2/httpd.conf

で開いてください。

コンテンツを置く場所、DocumentRootはデフォルトでは「/Library/WebServer/Documents」の中になっているはずです。

 

PHPモジュールを読み込むように設定する

つぎはPHPの設定です。httpd.confを開いて、116行目あたり。PHPモジュールの読み込みがコメントアウトされていると思います。そこの#を消してあげてください。

#LoadModule php5_module        libexec/apache2/libphp5.so
↑この#を消す。

さらに、

<IfModule mod_php5.c>
AddType application/x-httpd-php .php
<IfModule mod_dir.c>
DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>
</IfModule>

を追記。場所はどこでいいのだとは思いますが、273行目あたりからモジュールの設定等が続くので、ハセテツはそのへんに書きました。

保存して閉じたらApacheの再起動。動作の確認に恒例のphpinfoでも書きましょう。

 

最近PHPがdisられているのを目にすることがたまにあるのですが、僕個人はPHP好きです。あの手軽さはいいですよね。PHPを否定する人の大半って、「マジョリティを否定することでちょっと俺はそのへんの連中と違うぜへへん」って、マイノリティ気取ってるだけちゃうんかなと。

ただ、PHPerにはとりあえずコーディングできるだけ、っていうひとが多いのも事実で、セキュリティもなんも考慮されていない、どうしようもなくスパゲッティになっているコードがあるのも事実です。それでPHPが悪く観られたりもしてんのかなと。けど、そんなのPHPが悪いわけじゃないしね。Javaで全部のロジックがJSPに記述されてるアプリケーションとかもあったよ。けっこう有名な会社だったけど。

まぁ、なにが言いたいかって、改善を伴わない否定は無駄なのでやる意味なし。そんなヒマあったらスキルアップに時間を費やしましょう、ってことでした。